救助操法覚えられないから嫌いって消防士結構多いんじゃないかな?
そういう自分も全部の救助操法を覚えているわけじゃないからでかい口はたたけないんだけどね。まぁ救助操法完璧に覚えたからって必ず人を助けれれるわけじゃないし、救助操法がすべてでは無いと思う。
そんな救助操法に対して思うことを書いてみよう。
救助操法は中身を鍛えなければ意味が無い
決してバカにしているわけじゃない。救助操法はある程度覚えておかなければいけないし、基本を覚えることによって応用が利くとワイも思ってる。
でもさ、救助操法ばっかりやってても人は救えないと思うんだよね。ただ操法の訓練しろ!全然覚えてないじゃないか!と怒られるだけの訓練になってないだろうか?
重要なのは、なんで救助操法をやるのか、これをやることによってどんな人を助けられるのか、人命救助とは何か、どうやれば早く助けられるか、こんな感じのことを、救助操法の中で後輩に伝えていくことなんじゃないかって思う。
救助操法って結構嫌われてると思う
消防士って言ったって、全員が体力バカ、筋力バカってわけじゃない。インテリ系もいるし、ダラダラしてるやつもいる。普通の会社と対して変わらない。いろんなやつがいるのが消防。
救助ばっかりやってる都会の消防局とかだったら、訓練ばっかり好きでやってるやつらがそろうからいいかもしれない。でも田舎の消防はそうはいかない。事務も訓練も雑務も全部やらなきゃいけない。
そんな中で救助に気合入れろ!って怒鳴られたらやる気出るわけ無いじゃない。そこんとこわかってない連中が多すぎる。正直救助操法は嫌われ者。マイルールやローカルルールがあるのもいけないね。余計わかりにくくなって混乱しちゃう。間違うと怒られるから、若いやつらは思い切った動作ができない。悪循環。
救助操法で学ばせるべきこと
救助操法で消防士に学ばせるべきこと。
それは、基本的な動作をする中で、救助に対する意識を高めて、人命救助にうんたらかんたら・・・
なんてそんなことは言わなくていいと思うんだよ。そんな堅苦しいこと言う必要ない。そんなの消防士だもの、わかってるでしょ。
そういうのは言われて気づくもんじゃない。自分でその答えに辿り着くもの。そこにたどり着かせるための訓練をやらなきゃいけないんだよ。
ただできないからって怒ったってだめさ。それじゃ今の若いやつらは伸びない。ただでさえ伸ばすのが難しい今の若いやつらを伸ばすのは、自分で考えさせて自分でやらせるしかないんだよ。人にやらされるのが大嫌いなのさ。
だから、その環境を作ってあげるといい。今日は救助操法をやるけど、自分たちでどの操法をやるか考えて、やりたいようにやってみればいい。間違っていたり、危険だったら口を出す。それくらいの気構えでいいじゃない。
自分で救助操法について学ばせる。自分で自分を伸ばしていくようにしてあげないと、いつまでたっても言われてやるだけの使えない消防士になっちゃうよ。
ただこれだけはゼッタイに教えて欲しいと思う。
人命救助するとき、隊の中で一人でも救助方法をわからない奴がいれば、圧倒的に救助にかかる時間がかかるから、全員が覚えてないと意味無いんだぞってこと。この重要性がわかれば、自然と訓練するようになるんじゃないかな?
おわりに
いやねー、ワイも救助操法苦手なんだよね。覚えること多すぎて。
でもさ、最低でも三連はしご操法と、応急はしごぐらいは完璧にできるようにしておきたいよね。あとは時間あるときにやればいいんじゃないかなって思う。
業務を圧迫しない程度に、適度に訓練すべし。救助操法以外にも、やるべきことはたくさんある。
そんな感じ!